「じゃあお前ら、付き合っちゃえ」という上司の言葉。
それはそれは、かなり軽い言いっぷりでした。
強制的に結婚させようとする上司
彼と私に対し「お前ら、付き合え」という上司。
あまりにも突然の言葉に、私にはなにを言ってるのか全く理解できませんでした。
というのも、私を呼んで「お前ら付き合え」って言う前に、彼と”結婚”について話をしていた模様。
あとから聞いた話ですが、彼は上司から付き合ってる人(彼女)がいるかどうかを聞かれて、いないと答えたと。
結婚についてもどう考えているのかを聞かれ、それについてもちゃんと?結婚願望はあると答えたそう。
で、彼は奥手で、なかなか彼女ができないことを知っていた上司は、このままじゃ結婚できないだろうと感じ、彼に私のことをすすめたみたい。
その時の彼の反応はイマイチだったみたいで(だってお互い話をしたことがないし)
でも上司は私を呼びだし、半ば強引にくっつけようとしたんです。
まぁある意味、私としてはラッキーなことでしたよ。
いや、ラッキーなんて軽い言葉じゃなく、光栄なことかもしれません。
というのも、彼は、かなりのイケメンなんです。
目鼻立ちがくっきりしていて、社内でもかっこいいでちょっとした有名人だったんですよ。
そんなイケメン彼と私を引き合わそうとしてくれたなんて、、
ほんとラッキーというか、幸運、光栄、上司様って感じですよ。
結婚できなアラフォー女を押しつける
ていやいや、実際は引き合わせてくれたわけではないんですよ。
彼に私を押し付けたんです。
だって、これだけ顔面偏差値が高い人だから、なにも私じゃなくたって、他にも女性はいっぱいいるはず。
なのにアラフォーの顔がつぶれた私を紹介するって、、彼からしたら押し付けられた気分でしょうね。
まぁ実際に押し付けたんですけど。
でもね、それくらいちょっと強引だったお陰で、付き合うことになったというか。
もちろん最終的には自分たちで判断して付き合おうってことになったのですが、この日を境に、私と彼はデートをするようになりました。
彼はイケメンではあるのですが、見た目とは裏腹に、女性に対してはかなりの奥手です。
男子校出身ということもあり、あまり女性に対して免疫がなさそう。
だからこんなにかっこいいのに未だ独身というのは、もしかしたらこの奥手さが原因かもしれません。
なので、彼とデートするときも、基本的に私が引っ張っていきました。
デートする日にちや待ち合わせ場所とか、お店やデートプランなど、ほとんど私が決めていましたね。
そして彼は私の提案に従うだけ、って感じかな。
あ、でもデート代の支払いは彼がしてくれますけど(笑)
LINEのやりとりだって、ほとんどありません。
あるときなんか、休日に仕事が入ってデートに行けないって連絡を、社内メールで送ってきましたからね!
(あくまで「この業務が入った」っていう内容を証明するために、休日の業務内容が書かれたメールを添付してくれたのですけどね)
彼との関係が終わっても仕方ない
こんなやりとりがしばらく続いて、でも私たちは付き合ってるわけではありませんでした。
あくまでも上司からお互いのことを紹介されただけであって、正式にお付き合いをしているわけではありません。
彼からなにか言われることもなく、かと言って、私からも特になにも言いませんでした。
そして私の頭の中では
「このままの関係でフェードアウトしていくんだろうな、、」
といつしか思うようになりました。
でもそれはそれで仕方ないか、とも思いました。
やっぱり彼はイケメンで、私じゃなくても、他に可愛い女性を選べる立場ですから。
上司に私のことを一方的に押し付けられて、仕方なしに私に付き合ってくれてるんだなとも思いました。
だから変な執着とかは、一切ありませんでしたね。
でもあるとき、彼が突然動き出したのです。
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