わたしたちの行動は、すべて「思い込み」からくるものです。
行動を変えたければ、思い込みを変えることです。
人は自分が思ったとおりに行動する
わたしたちの普段の行動は、「思い込み」で動いています。
“ わたしはこういう人間だ ”という思い込みによって、無意識に行動を選択しているのです。
どういうことかと言いますと、自分にふさわしいと思う行動をするのです。
たとえば、あなたは歯磨きはできますよね。
「わたしは歯磨きができる」と自分にインプットされていますから、無意識にでも歯を磨くことができます。
でも子どものころって、歯磨きはできませんでしたよね。
「わたしは歯磨きができない」と思って、自分では歯を磨きません。代わりにお母さんに磨いてもらいます。
これらはどちらも“ 自分はこういう人間だ ”と思い込んでの行動です。
- 自分は歯磨きができると思う=歯を磨く
- 自分は歯磨きができないと思う=歯を磨かない
つまり、思い込みによって行動を選択しているのです。
自分の思い込みと行動を一致させる
人間の脳は、矛盾を嫌うそうです。
さきほどの、「自分は歯磨きができる=歯を磨く」には矛盾がありませんよね。
では自分は「歯磨きができる=歯を磨かない」ではどうでしょうか。(意図的に磨かないのは別ですよ)
自分は歯が磨けるのに磨かないことは、矛盾があります。
思い込みと行動が一致していません。これでは脳が混乱してしまします。
なので、思い込みと行動を一致させるようにします。
一致させるとは、自分は歯磨きができるから歯を磨くという行動を、無意識にとるそうです。
しかも無意識に行動を一致させているので、顕在意識(人間が意識できる部分)では全くわからないのです。
思い込みが行動の発信源
わたしたちが意識せずに行動できるのは、無意識の力が働いているお陰です。
その無意識は、思い込みで作られています。
- 思い込み(自分はこういう人間だ)
- 選択(自分にふさわしいもの)
- 行動(立証する)
これがわたしたち人間の行動パターンです。
ということは、“自分はこういう人間だ”という思い込みが、行動の発信源なのです。
この事実を知ったときは、わたしは驚きました。
だって思い込みって、自覚がないじゃないですか。先ほどの歯磨きの例をとっても、自分は歯磨きができるなんて、意識したことなんてありません。
まぁ歯磨きはともかく、服を買うときだって思い込みじゃないですか。
- わたしは地味な女だ(思い込み)
- 地味な女には紺色のスカートがふさわしい(選択)
- 紺色のスカートを買う(行動)
って構図が成り立ちますよね。
わたしは地味な女って思い込んでいる。だから地味な服を選択して買う。
でもこの地味な女って、意識しないんですよね。
はじめから“ 紺色のスカートがほしい ”って、なるんですよ。
わたしは地味な女だって思い込む=無意識にインプットされています。だからあえて、顕在意識ではわざわざ“ 地味な女 ”って意識はあがってこないんです。
意識しなくても、無意識に紺色を選ぶのです。
もう自分は地味な女ってことが、自分の中に刻まれていますから、意識する必要がなんです。
伝わりますでしょうか。
ちなみに地味な女は、紺色がふさわしいっていうことはありません。
わかりやすくたとえただけで、紺色はどんな女性にでも似合うと思います。
とくに働く女性は、紺色とベージュは必須カラーですよね^^
よい思い込みを
すべての行動は、自分の思い込みでできています。
ならば、少しでも自分に対してよい思い込みをしたいですよね。
「思い込みを変えれば、行動が変わる」
これを意識するだけでも、よい思い込みをしようという気持ちになりませんか?
わたしは少しずつではありますが、自分に対してよい思い込みをしています。