Jくんの「今まで付き合ってきた子はみんな年下」の言葉が、私の頭の中をこだまします。
年下・・
年下・・・
私は年上・・・・・
年上・オバサン・お姉ちゃん
Jくんの意外な過去を知った私の心は、大打撃を受けました。
けれど、本人の目の前であからさまに落ち込む姿は見せられません。
また余裕のあるフリをして(本当は全ッ然余裕なんてないけど)、Jくんにこう言いました。
「今まで年下の彼女と付き合ってたって、私は年上だよ?Jくんからしたら、オバサンじゃない?(笑)」
すると
「そんなことないよ!年齢は関係ないよ。年上でも可愛い人はいっぱいいるし」
と優しくフォローしてくれるJくん。
続けて私は
「そっか、そう言ってくれてありがと!じゃあ私は可愛い?(笑)」
と言うと
「うん、可愛いよ(笑)」
との返しが♡
いやん、嬉しい♡とさっきまで落ち込んでた気持ちが、一気に上がりました。
そっか、私を可愛いと思ってくれてるのね!ルンルン♪
が、
次の瞬間、
Jくんからのとんでもない言葉を耳にしました。
「もみじさんは、姉ちゃんみたい」
・・はい?
姉ちゃん?
今、姉ちゃんって言いました、、?
姉ちゃん・・?
姉ちゃん・・・?
私はJくんのお姉ちゃん?
なんだそれ
私は恋愛対象外ってこと?
あまりにも衝撃的な言葉に、頭の中が一瞬フリーズしました。
「姉ちゃん」って、、。
Jくんがどういう意味で言ったのかはわかりません。
でも私からすると、「姉ちゃん」って、なんかこう、ひとりの女性として見てもらえてない気がするんですよね。
現に、私には職場で仲良く話す男性先輩がいましてね。
その先輩に向かって冗談で「お兄ちゃんみたい」って言ったことがあるんですよ。
先輩は優しくて頼りになりますが、私は決して「男」としては見たことはないんです。
もっとわかりやすく言うと「恋愛対象の男性」として見たことがありません。
あくまで会社の先輩後輩で、プライベートでどうこうなんて考えたこともありません。
なので、私の「お兄ちゃん」発言と、Jくんの「姉ちゃん」発言の意味が同じだったとしたら、私はJくんに恋愛対象として見てもらえてないんじゃないかと、、、
・・・
いや~ん!!;つД`)
Jくんの「姉ちゃん」発言以降、気持ちはかなり沈んだものの、それでも余裕のあるフリをして会話を続けました。
でも心の中はズタズタ、、
笑顔のかわいいJくんを見てても、どこか上の空でした。
振られたわけじゃないけど、心が空っぽ
なんだろう、この気持ち。
別に振られたわけじゃないのに、Jくんからハッキリ「女として見てない」なんて言われたわけじゃないのに、心の中が空っぽになってく気分、、
“余裕のあるフリ”をしていたけれど、実際はもしかしたらそんな態度ではなかったかもしれません。
なんか一気に疲れが出たというか、それまでノリノリで話してた私だけど、トーンダウンしていったのが自分でもよくわかります。
それでもなんとかその場しのぎで会話を続け、お店に入って2時間が過ぎたころ、帰ろうかとなりました。
Jくんが私の分もお会計をしてくれて、本当だったら「前回ご馳走になったから、今回は私が払うよ」って言うつもりだったけど、そんな気力もなくなっていました。
「ごちそうさまでした」とお礼を言って、地に足が着いてない感じでフラフラと自宅に帰っていきました。
帰り道、頭の中で繰り返す言葉。
そうか、私は姉ちゃんなんだ、、
姉ちゃんか、、
姉ちゃん・・・
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