彼とならこの先も大丈夫
彼の病気に不安を抱いても、それでも彼と会っていました。
彼と会っていると安らいで、すごく心が落ち着きます。
やっぱり彼を大切にしたいな
たとえ病気であっても、それ以上に彼のそばにいたい、、
やっとそう思えるようになりました。
彼と過ごしていくうちに、彼の優しさに触れるたびに、少しずつ不安が溶けていったのかもしれません。
とは言っても多少の不安は残るものの、それでも、それ以上に彼を大切にしたい気持ちの方が大きくなりました。
彼となら大丈夫!!
これから先もきっとうまくやっていけるはず!
そう力強く思えてくるようにもなりました。
そして、私の気持ちを彼にきちんと伝えようとしたときのことです。
身近な不幸、私の異変、そして、、
彼に気持ちを伝えようと、そんな矢先のことでした。
私の身近な人に、不幸が起きました。
元気に暮らしていた人が突然、この世からいなくなったのです。
訃報を聞いて、私はすごく驚きました。
と同時に、彼のことが頭に浮かびました。
彼だって今は元気にしてるけど、いつどうなるかわからない
もし彼もそんなことになったら、、
どうしよう、、
私は耐えられないかも・・
この時からまた私は、不安を抱えるようになりました。
せっかく彼との明るい未来を信じて歩んでいこうとしてたのに、、
いくら不安を振り払っても
彼もいつか・・
と、起きてもないことを勝手に考えてはまた不安になって。
彼も私の異変に気づいていたのかもしれません。
とくになにも言われなかったのですが、私たちの間に少しずつ距離ができてきました。
どちらかがなにかを言ったわけではなく、お互いがお互いを察して、自然と距離ができたように思います。
そしていつしか連絡は途絶え、気づいたら彼は私のそばにはいませんでした。
これが、たった1人素敵な人に出逢って、そして終わった恋です。
この時すでに私は35歳になっていました。
覚悟ができなかった私
35歳までに結婚すると意気込んで、必死に婚活の場に出向いて、やっとの思いで手に入れた大切な人と離れてしまいました。
彼と出逢ったのは34歳、
そしてお別れしたときには35歳です。
あんなに頑張って出逢えた彼とのお別れは、本当につらかったです。
でも彼のことをなかったことにしたくなくて、ここに書き綴りました。
結局のところ、すべて私の「覚悟の無さ」が原因だったんですけどね。
もっと私がしっかりしていれば、ちゃんと私の覚悟ができていれば、彼と別れることも、彼を傷つけることもなかったのですが、未熟者の私にはそれができませんでした。
それでも、彼と出逢えたことは奇跡だし、彼と一緒に過ごした時間は今でも大事に思っています。
人生なに事も経験だと言いますが、できればこういう経験はしばらくしたくないなと思いましたけどね。
つらく苦しい思いをするくらいなら始めから出会いたくないとも思いますが、でもやっぱり
彼と出逢ったことは私の人生でもとても大切なことです。
出逢えてよかったなと、心から思います。
これにて、34歳の婚活はおしまいです。
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