彼との交際6ヵ月目に入って数日したとき、仲人さんから電話がありました。
かなり怒っている様子で、口調もかなり強めです。
そして、仲人さんからまさかの出来事を聞かされました。
最後の彼の言葉はまさかの・・
私が電話に出ると、仲人さんは興奮している状態で話をしました。
「もみじさん、横山さんとの交際は終わりにしたから！」
・・・え？
どういうこと？
頭がフリーズしました。
彼との交際を終わりにした？
え、なにを言ってるの、、？
私は電話越しに言葉が出ず、ただ黙っていると、仲人さんは続けてこう言いました。
「向こうの仲人さんにね、交際5ヵ月目が終わるころ、横山さんへ結婚の意思確認をしてもらったの。そしたらまた“もう少し考えたい”って言ってきたの！
さすがにもういい加減答えを出してもらうと困るので、あちらの仲人さんも、彼に説得にかかったの。そしたら、“あと3ヵ月時間をください”って言ってきたらしいの！」
え？3ヵ月？
あと3ヵ月も相談所でお付き合いするの？
それはさすがにマズイのでは・・
と思ってたら、やっぱり仲人さんも同じことを思ってたみたいで、
「もう交際期間5ヵ月終わって、6ヵ月目に入ったでしょ？そこからさらに3ヵ月って、9か月の交際なんて、ウチでは認めないよ！
それに向こうの仲人さんもこのままじゃ埒（ラチ）が明かないと思ったらしく、私とあちらの仲人さんと話し合いをしたの。」
え、話し合いって、なに、、？
ドキドキしながら仲人さんの話に耳を傾けます。
交際終了の瞬間
仲人さんは、大きくため息をついたあと、こう言いました。
「それで話し合った結果、交際を終わりにしよう、ってことになったの」
言葉が出ませんでした。
交際終わり？
なにそれ？
そんなことってあるの？
本人の意思確認もせずに終わりにするって、あるの？
頭が真っ白になって、でも現実が受け止められなくて・・
仲人さんは
「もみじさんにとってもつらいことだと思うよ。でもこのまま交際を続けさせるわけにはいかないの。だから彼のことは一日でも早く忘れて、またお見合い頑張ろう！次の人を紹介するから！」
と励ましてくれました。
でもこの時の私は、いつもは嬉しい仲人さんの励ましの言葉にも、ピクリとも反応しませんでした。
私はなんと言って電話を切ったのか、覚えていません。
ただ
「彼との交際は終わりになったから」
という言葉だけが頭の中をグルグル回っています。
彼との交際は終わり
もう連絡をとってはいけない
もう彼と会えない
会えない、、
そう思った瞬間、涙があふれ出ました。
これが、彼とのお別れの結末です。
仲人さんから「交際終わり」と言われて以降、彼と連絡をとることも、会うこともしていません。
悲しいですが、彼との関係は完全に終わりました。
そして終わりの瞬間ってあっけないものだと、身をもって感じました。
終わりって、本当にあっけないものです。
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